【第2回】正しい3Dモデリングとは?

Plant3D

前回の記事でお伝えした「正しい3Dモデリング」とは何でしょうか?

(考え中)(考え中)(考え中)

答えは、、、会社・個人ごとにそれぞれ異なります笑。だからこそ、会社として最初にルールを定義する必要があります。と言っても、どうやって決めたらいいのか分からない!かもしれませんので、私の実経験をお話しします。

AutoCAD Plant3D(以下Plant3D)は、プラント配管設計用3D-CADです。(ここ大事です)では、最終成果物は何なのか?を明確にしましょう。ここが各社によって違うので定義付けが難しいのです。配管設計は基本的に以下の手順で進んでいきます。

  1. 機器配置計画
  2. 機器配置図の作成
  3. 配管レイアウト計画
  4. 配管図の作成
  5. サポート図の作成
  6. スプール図の作成

自分の会社が、どこからどこまでを担っているのかをお考え下さい。ここでは、最終成果物をスプール図の作成とします。(仮に自分の会社がそこまで担っていなかったとしても、Plant3Dデータを次の会社へ受け渡していくのが一番効率の良い働き方だと思うからです)

ねこ道
ねこ道

最終成果物が決まればこっちのものです笑。それに合わせて必要なところに時間をかけてモデリングすれば良いのです。

Plant3Dからスプール図を自動出力する場合、スプール図には以下の情報が記載されます。

  • 配管の各所寸法(直管や継手、弁類など)
  • 配管の接続情報(from〜toと言います)
  • 配管材料リスト(配管サイズ、材質、長さ、個数など)
  • 保温の有無と厚み
  • 通り芯からの距離
  • 床、壁貫通部の位置

これらを他の設計資料から読み取り、3Dモデリングすれば良いわけです。逆に言うと、それ以外のものについては、最低限のモデリングで十分です。(機器モデルをやたら時間をかけて精密に作成しても時間の無駄です。)

Plant3Dの活用目的と最終成果物をぜひ意識してみて下さい。次回は、具体的にPlant3D上でのルール設定についてお話ししたいと思います。

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