今回は、第6回「Plant3Dの始め方」に出てくるStep5「プロジェクトデータの作成」について詳しく解説していきます。Autodesk公式のマニュアルと一緒に見ながら進めていただければ、より理解度が深まると思います。
AutoCAD Plant3Dを立ち上げる
Autodesk Accountを作成後、マイページへ入り、AutoCAD Plant3Dをダウンロード、インストールしてください。デスクトップに表示されるショートカットアイコンよりAutoCAD Plant3D(以下Plant3D)を立ち上げてください。
プロジェクトマネージャから「新規プロジェクト」を選択する
Plant3Dが立ち上がると画面左にプロジェクトマネージャというメニューが表示されていると思います。「現在のプロジェクト」の下をクリックして、リストが出てくるのでその中から「新規プロジェクト」を選択します。
プロジェクト名を決める
プロジェクトセットアップウィザードが表示されるので、プロジェクト名を入力します。プロジェクト名は半角の英数字、スペース、アンダーバーのみ使用してください。日本語だと不具合が発生する事があります。
既存のプロジェクトをコピーして開始する場合は、左下の「既存のプロジェクトから設定をコピー」にチェックをいれて、既存のプロジェクト内にあるProject.xmlファイルを選択して下さい。
基本単位を設定する
図面単位はメトリック単位(m)を選択して次へ進みます。
P&IDに関する設定を行う
フォルダ設定については、デフォルトで表示されるままにしておくと、ルールが統一化されてよいと思います。シンボル企画はPIPを選択しましょう。
Plant3Dフォルダ設定を行う
先ほども言いましたが、フォルダ設定についてはデフォルトのままにするというルールにするとよいと思います。
データベース設定を行う
シングルユーザーかマルチユーザーを選択します。シングルユーザーの場合は、1人が作業している場合に、他の人が作業できない状態になります。
マルチユーザーが推奨になっていますが、その場合は、SQLサーバー等が必要になります。
別の方法として、ACC(Autodesk Construction Cloud)の上位版であるBIM Collaborate Proのライセンスを人数分用意することでクラウド上でデータ共有が可能です。
わたしとしては、シングルユーザーで進めることをおすすめします。そもそもPlant3Dは、中小企業向けのソフトなので、1人~3人程度で使用することがほとんどだと思います。その場合は、この後出てくるデータ自体を分割することで対応可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここまで進めていただくことで、無事プロジェクトデータの作成ができたと思います。次回は、実際に3Dモデルを入力するデータの作成方法を解説したいと思います。

最初の一歩が一番難しいからこそ、
ここまで進められた自分を褒めてあげるニャ!
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