【第10回】Plant3Dで鋼材モデリングする方法

Plant3D

今回はAutoCAD Plant3D(以下Plant3D)で鋼材の入力方法をお話ししたいと思います。第6回でお伝えした鉄骨カタログデータをダウンロードすれば、JIS規格の鉄骨が選択できるようになります。

鉄骨は表示方法が4種類あります。ラインモデル、シンボルモデル、アウトラインモデル、シェイプモデルになります。配管をモデリングしていると結構邪魔になるので、そういう時はライン表示にすることでスッキリします。基本はアウトライン表示にしています。

入力のコツとしては、位置合わせをするために基点をどこにすればよいのかを鉄骨ごとに設定することです。

ねこ道
ねこ道

柱と梁の関係が、芯合わせなのか、面合わせなのかによって基点をそれぞれの鋼材で決めておく事が重要です!

ナナ
ナナ

梁の高さは、上面合わせにしておくといいニャ

上図の鉄骨は、柱の基点が中央になっていて、梁の基点はトップセンターになっています。

こちらの鉄骨は、柱の基点が外面の角になっていて、梁の基点はトップ外面になっています。
どちらもラインモデル表示にすると、きれいに鉄骨の端点が繋がっている状態になります。ですが、アウトライン表示や、真上からみてみると、柱と梁が中心合わせになっていることと、外面合わせになっていることが分かると思います。

このように正しく鋼材を入力していると、設計変更があったときにモデルの修正がとても楽です。
ちょっと小難しいですが、何回かやっていれば段々と理解が深まると思いますので頑張ってください。

今回は以上です。

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