前回は、とりあえずAutoCAD Plant3D(以下Plant3D)を始めるにはどうしたらいいの?という人のために8stepで始める方法をお伝えしました。(こちらになります→【第6回】初級者向けPlant3Dの始め方よければご参照ください。)
今回は、その中で出てきたPlant3Dのカタログについてもう少し詳しくお話していきたいと思います。前回も記載の通り、Plant3Dの標準カタログには、国内で使用頻度が一番高いJIS・JPIのカタログは入っていません。なんてこった。。

日本でPlant3Dが中々普及しない一番の原因だニャ
オートデスク公式コミュニティーにJIS関係のカタログデータがあるので、それをCドライブ下に保存します。勘の良い方は気付いたかもしれませんが、そうなんです!個々のパソコンに置くことになります。なので、自社で複数人でPlant3Dを使う時や、社外へPlant3Dデータを渡す時は、カタログデータも一緒に渡さないと相手先のPlant3D環境が整わないと言うことになります。

これもちょっと面倒くさいニャ
ただし、Plant3Dのデータを開くだけならばカタログデータがなくても問題はありません。すでにモデリングされているものに関してはちゃんと表示されます。問題は、追加入力作業がある場合です。機器ノズルを一つ追加しようとすると壮大なエラーになります(笑)
ほかの3D-CAD(PDMS)もそうなのですが、各社オリジナルのカタログを作成してそれを財産と位置付けている場合が多いです。みんなでシェアすればいいのに。。
EYECADは、自分達でカタログが作れない仕様にあえてなっているので、みんな同じ標準カタログを使っています。
この辺は自由度とのトレードオフと言ったところでしょうか。
まとめ
3D-CADにおけるカタログという概念。業務効率化のためには必須なのですが、内部構造も含めて結構ハードルが高い要素になります。まずは、既存のカタログで最低限のモデリングができるようになれば初級者卒業です!そこまで一緒に頑張っていきましょう!
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