今回は、入力済みの配管を移動させる時に起きるバグ?の解決方法をお話しします。
通常、配管を移動させる方法は、移動させたい直管の真ん中のポイントをクリックしてから、マウスを動かして方向を決め、キーボードで数値を入力することで移動させる事ができます。そうすることで、一部分だけを移動させる事ができるのですが、これがうまく作動せずに他の配管も一緒に動いてしまう時があります。その原因はズバリ、、
配管が真っ直ぐに入力されていないからです。
いやいや、ちゃんと真っ直ぐ入力されてるよ?と思われるかもしれませんが、そこに罠があります。AutoCAD Plant3D(以下Plant3D)では、作図領域の最小単位を小数点第⚪︎位と任意で設定する事ができます。しかし、仮に最小単位を小数点第1位に設定していたとしても、あくまでも数値の表記が小数点第1位になるだけで、内部的にはもっと細かく数字が記録されています。
なので、例えばエルボとエルボの位置を合わせるときにちゃんと数字を入れて合わせたつもりでも内部的には0.00001mmとかずれていて、その場合は、配管の一部分だけを移動させようとしても、うまく動いてくれないのです。解決策としては、Plant3Dで配管を入力するときは、「変位量を数値入力するのではなく、座標を数値入力する」と良いでしょう。
これをちゃんと理解して入力しないと、一部分だけ動かしたつもりが、他の配管も動いてしまい、しかもその事に気付かないってなりかねません。(実際に私は他の人が作成したモデルを修正する時に何回か気付きませんでした。)
今回は以上です。これからもPlant3D頑張っていきましょう!
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