今回は、AutoCAD Plant3D(以下Plant3D)は直接関係のないお話をさせていただきます。昨今のAIの進化は凄まじいですね。先月のGemini3.0の登場によってさらに一段、一気に加速したなぁと感じました。そんな流れがAutoCADにも来そうです。
先日Autodesk社の某セミナーに参加した時の事です。設計を支援するAIがAutoCADなどに近々組み込まれるようでした。CAD画面上の右側にいわゆるChatGPTのようなスペースがあり、そこに日本語の自然言語で「このブロックを500ピッチで3つコピーして!」とかを入れるだけで図面が更新される感じです。
汎用性の高いAutoCADなどは自然言語によるプロンプト(指示)が使いやすいと思いますが、Plant3Dのようなデータベースを持っていて、すでに色々と自動化が進んでいるソフトについてはもっと高度なAIによる自動化ができるんだろうなぁと感じました。
配管設計でいうと、やはり一番実現してほしいのが、配管の自動ルーティングですね。
過去のデータを参照(ここでAIが役に立つ)しながら、適切な配管ルートを自動生成してくれる。。素晴らしい!
世の中には、それに少し似たようなソフトが発売されていたりもしますが、超高価格(年間1,000万円!)のため、中小規模の会社では実用性は皆無です。やはりすでに使用しているPlant3DなどにAIが組み込まれてくれると非常にありがたいですね。
他の記事でも少し触れましたが、そういう世の中が近い将来くるとすれば、プラントエンジニアリングの配管設計者はどうなるのでしょうか?よく言われているAIに仕事を奪われる的なことになるのでしょうか?
私はそうならないと思います。この業界の設計で言えば、まず最初にAIに仕事を奪われるのはCADオペレーターでしょう。設計者の右腕となり、CADを使用して設計者の思想をデジタル化(2Dであれ3Dであれ)するお仕事です。これはAIが得意とする分野なので将来は無くなっていくでしょう。その先に、設計者の代わりにAIが考えてくれる時代がくるのだと思います。その時には、現在の設計者は考え方・働き方を変えていかなければならないでしょう。
具体的には、AIをうまく取扱える人材になる必要がでてきます。AIは、過去を調べるのは得意です。「このケースだとパターンAとパターンBが過去ありました。どちらがよいですか?」という感じで選択肢を提供してくれるでしょう。それを最終的に決断するのは設計者の役割なのではないでしょうか?
あるいは、それすらもAIが判断してくれる時代になるのだとしたら、今度はAIを管理する側に回る必要が出てくると思います。昔からよく言われますが、50年同じ仕事が続くことは珍しいそうです。
産業革命・IT革命と同等のインパクトを与えると言われているAIも、世の中の働き方そのものを抜本的に変えてしまうかもしれません。

そんな未来の変化を楽しめる人材になっていきましょう!

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