【第12回】Plant3Dで使うAutoCADコマンドについて

Plant3D

今回は、AutoCAD Plant3D (以下Plant3D)でも使う機会があるAutoCADのコマンドについてお話ししたいと思います。Plant3Dは、AutoCADをベースにした3D-CADです。私のイメージとしては、60%はAutoCADのコマンドを使用して、残り40%がPlant3D専用コマンドを使用する感じです。

この仕様は、メリットとデメリットがあります。メリットは、AutoCADを使用している人ならば、比較的簡単にPlant3Dを覚えられるという点です。デメリットは、本来Plant3D専用コマンドを使用しなければいけない場面でも、強引にAutoCADの機能でそれっぽくやってしまい、後で問題が発生する事があるという点です。

ねこ道
ねこ道

そうならないように、このサイトで正しく機能を使い分けられるように学びましょう!

よく使うAutoCADコマンド

  1. di (距離計測)
  2. id (座標確認)
  3. line (線を引く)
  4. circle (円を書く)
  5. filet (角を丸くする)
  6. rec (四角を書く)
  7. pellipse (楕円をポリラインで書く設定)
  8. revo (回転させて3Dソリッド作成)
  9. exportlayout (レイアウト空間の図面を書き出す)
  10. purge(図面の内部的なゴミを削除)

1と2は、機器や配管のモデリング時に通り芯からの距離や、あるポイントの座標を知りたい時に高頻度で使用します。
3〜8は、機器モデルをテンプレートを使わないで作成する時に使用します。具体的には、線や円や四角を書いてから、押し出し機能で3Dソリッドモデルを作成したり、タンクのジャケットを作成したい時に楕円をポリラインで作成して、軸回転で3Dソリッドモデルを作ったりします。
9は、モデリングで使用するのではなく、オルソ機能を使用して3Dから2D図面を作成する時に、レイアウト空間で作成した図面を他のCAD用に書き出す時に使用します。

まとめ

Plant3Dは、AutoCADをベースとした3D-CADのため、AutoCADコマンドも適宜使用します。ただし、Plant3D専用コマンドを使用しなければならない場面もありますので、正しく使い分けられるようにしましょう。

今回は以上です。

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