今回は、AutoCAD Plant3D(以下Plant3D)を実際に操作する時のおすすめの設定や考え方についてお話しさせていただきます。あくまで私のお話ですので、人によっては合わないかもしれません。それでも13年間、Plant3Dを毎日操作しておりますので、一つの正解の形だと思っています。ぜひ参考にしていただければと思います。
おすすめの設定
- 表示画面は1画面で3D表示させ、それを直接ぐるぐる回しながらモデリングする。
→3画面表示をさせて、平面・立面・3Dを常時表示させて操作している人を見たことがあります。元々2D-CADに慣れている人だったのかもしれませんが、せっかくの3D-CADなので3Dで直接モデリングした方が効率が良いと思っています。 - 画面の回し方は、シフトキー+マウスのホイールボタンを押し込み。
- 画面表示は、シェード表示
→最初はリアリスティック表示をしていたのですが、モデルが増えてくると画面操作が重くなってしまいます。小規模案件であればリアリスティックでもあり。 - ダイナミック入力はオン(F12でオンオフ)
→配管の端点をクリックしたときなどに画面上に数値が表示されるので便利です - 極トラッキングのオン(F10でオンオフ)で角度の増分は15°
→直交モードでもありだとは思いますが、配管設計をしていると30°と45°を使うタイミングが結構あります。その時にどちらも対応できるように15°刻みの極トラッキングが役立ちます。 - スナップモードはオフ
- グリッド表示はオン
→AutoCADの時はオフにしていたのですが、Plant3Dの場合は高さ0の平面位置が分かるのでオンがおすすめです。 - ダイナミックUCS(F6でオンオフ)は、基本オフでたまにオン
→オンにするタイミングは、機器モデルなどを作成しているときです。例えば、立方体の側面に円柱を作りたい時などは、オンにしておくことで立方体の側面を平面として円柱を押し出し作成することが可能になります。 - オブジェクトスナップはオン(F3でオンオフ)
→スナップは必須ですね(笑)。ただし、近接点、仮想交点、平行はチェックを外しておくこと。誤操作の元です。 - 3Dオブジェクトスナップはオン(F4でオンオフ)
→これも必須です。頂点、エッジの中点、面の中心の3つのみチェックを入れています。あとは、点群を取り扱うときに「点群の点」をチェックいれる場合があります。 - ビュー表示は、平行投影ビューにする。
→パースビューは正直なんのためにあるのか分かりません。設計では絶対に使わないと思う(笑)
いかがでしたでしょうか?このあたりを基本設定にしておいていただくと、配管設計が効率よくできると思います。みなさんのおすすめ設定ありましたら、ぜひコメントで教えてください。
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