今回は、2026年3月にリリースされた最新版AutoCAD 2027の機能を実際に使ってみて、内容を確認してみたいと思います。主な更新内容は7点ありますが、その中で3点ご紹介したいと思います。
ジオメトリのクリーンアップ
これが一番実用的かもしれないと思いました。図面全体をAutoCADが自動チェックして、なんかおかしそうな所があったら教えてくれる機能です。
上部リボン→管理タブ→クリーンアップパネル→ジオメトリのクリーンアップを押します。専用のwindowが出るので、対象を選択します。基本的には全選択で良いと思います。
そして以下のエラーの種類と許容差を設定します。
- ギャップ
- オーバーシュート、アンダーシュート
- 絶対角度、相対角度
ギャップは、線と線がくっついているように見えて、実はちゃんと繋がっていませんよ!というのを見てくれます。オーバーシュート、アンダーシュートは線がはみ出てますよ?あるいは、短くて足りてませんよ?というのを見てくれます。絶対角度、相対角度は何か角度変じゃないですか?を見てくれます。そして凄いなと思ったのは、このあとです。修正案を3,4つぐらい提示してくれます。それを選択すると、自動で修正してくれるのです。これは便利ですね!修正する必要がない場合は、「設計通りに維持」を押せばそのままエラーから消えてくれます。
Autodesk Assistant
これは将来性が一番高いですね。簡単に言うと、ChatGPTのような日本語でプロンプトを書くとAutoCADが色々としてくれるという機能です。現状では、作図や修正などの直接作業はまだしてくれません。なので実用的な使い方としては、検索機能になります。例えば、日本語で「文字高さが他と違うテキストを調べて!」とか、「色プロパティがBYLAYERになってないものを探して!」という感じです。随時アップデートされていくらしいので、数か月後には、修正まで行えるようになることを期待しています。
Forma Data Management Essentials
こちらはACC(Autodesk Construction Cloud)の後継版となる、Forma Data Managementの機能の一部が使えるようになったものになります。Forma Data Managementとは、クラウド上でドキュメント管理を行うためのSaas(Software as a Service)です。本来は、一人1ライセンス持たなければならないのですが、AutoCADを経由してCADデータだけの修正や保存であれば、このForma Data Management Essentialsで代用することが可能です。そして、このライセンスはAutoCADのライセンスに含まれているので、AutoCADユーザーであれば、誰でも使用可能となります。とはいっても、そもそも会社(あるいはプロジェクト)でForma Data Managementを導入していないと使いたくても使えませんが。。。
まとめ
いかがでしたでしょうか?もう進化はないと思っていた2D-CADのAutoCADも、少しずつ進化を続けていますね。特にAI分野においては、AutoCAD Plant3Dなどに導入されるよりも先に、まずはAutoCADに先に導入されましたね。今後どんどん使い勝手がよくなっていく事でしょう。そして、その先にはPlant3DにもAIが導入されれば、さらなる業務効率化が実現できると思います。

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