今回はAutoCAD Plant3D(以下Plant3D)とは直接関係のないお話になります。最近、『リアル人生ゲーム完全攻略本』という本を読んだのですが、これがなかなか面白かったので、今回はその話を配管設計のキャリアやPlant3Dの習得に置き換えて考えてみたいと思います。
私たちの人生は「寿命をお金に変えて幸福度を稼ぐゲーム?」
その本の設定では、自分の人生は「神様的な存在が作ったゲーム」であり、自分はその日本サーバーの1プレイヤーとして参加している、というものでした。
ゲームの目的は、「自分の寿命(時間)を労働という形でお金に変え、そのお金を使って幸福度ポイントを高めること」。 衣食住を整え、好きなものを買い、充実した生活を送る。それにより幸福度ポイントがどんどん貯まっていきます。幸福度ポイントを上げるためにお金がある程度必要で、そのお金を稼ぐ手段が労働(寿命)だというわけです。
高校卒業まではいわば「チュートリアル期間」で、対人関係のコミュニケーションや、お小遣い・アルバイトを通じたマネーリテラシーなどを学びます。そして社会人からがゲームの「本編」。自分の労働(寿命)をいかに効率よくお金に変え、どう使うかで幸福度を競う競技がスタートします。
配管設計における「換金率」とキャリアのステップ
これをプラントエンジニアリングの配管設計の仕事に置き換えてみましょう。
労働の対価としてお金をもらう観点で言えば、やはり「換金率(時間単価)」が高い仕事をするのが幸福度ポイントを高めるための重要な戦略になります。
設計事務所に所属していると、どうしてもその換金率には限界が来ます。だからこそ、次のステップとしてエンジニアリング会社への転職、さらにその先のオーナー側の立場、あるいは独立などを視野に入れて、常に自分のスキルを磨いていかなければなりません。
※ちなみに、ちょっとした「裏道」として、労働寿命をお金に変える仕組みそのものに疑問を持った人たちがやっている「投資(お金にお金を稼がせる)」という方法もあります。これができるようになると、一気にゲームチェンジが起きてチート級の活躍ができるようになりますが、今回は設計スキルの話にフォーカスします。
中小企業だからこその「逆転の戦略」
最初からチュートリアルをうまくこなして大手エンジニアリング会社に入社できた人は、そのまま順調にゲームを進められるかもしれません。しかし、そうでない場合は、上へ行くための「戦略」を練る必要があります。
今の配管設計業界は、2Dから3Dへと切り替わる過渡期にあります(完全に移行するまでにはまだ時間がかかるかもしれませんが)。 大企業ではすでに3D-CADが導入されていますが、中小企業においてはまだまだ導入や標準化が進んでいません。実はこの「ねじれ」の状況こそが、逆転のチャンスなのです。
今からの最強戦略は、「配管設計のスキル」と「3D-CADのスキル」を並行して高めていくことです。
なぜ今「AutoCAD Plant3D」なのか?
3D-CADを覚えるといっても、何を選ぶかが重要です。
約15年前のこの業界の配管設計用3D-CADといえば、AVEVAのPDMS(現在はE3D)や、IntergraphのPDS、SmartPlant、EYECADなどがメインでした。 しかし現在、業界のシェアは整理されつつあります。シェアトップにEYECADがあり、そして第2位にAutoCAD Plant3Dが食い込んでおり、PDSなどはほぼ見かけなくなりました。
導入の価格帯や扱いやすさを考えると、今後の中小企業において間違いなく主流になり、役に立ってくるのは「AutoCAD Plant3D」です。
Plant 3D完全攻略の手順!
Plant3Dをマスターして人生ゲームを有利に進めるためには、正しい「攻略手順」があります。大きく分けると、以下の4つのステップになります。
① モデリング まずはここから!順番としては「機器」→「鉄骨」→「配管」の順でモデリングができるように練習します。
② カタログ モデリングに慣れたら、次はカタログの作成です。 「パイプ・継手」から始め、次に「手動弁」、その後に「自動弁」、最後に計器類などその他の部品、という順でカタログを作れるようにします。
③ スペック カタログができたらスペック作成です。 まずは「自社の標準的な基本スペック」を構築できること。それができたら、プロジェクトや各社ごとの「特別なスペック」を都度作れるレベルを目指します。
④ オルソ(図面出力) 最後は図面化です。まずは一番簡単なスプール図(アイソメ等)の出力から始め、次に平面図・立面図を出力できるように設定を学んでいきます。
これらが一通りできるようになったら、さらにデータマネージャーを使った材料集計や、Navisworksへのエクスポート方法を覚えましょう。 ここまで到達すれば、あとはより細かい詳細設定のカスタマイズを極めていくだけです!
今後の当ブログの展開について
Plant3Dをマスターするための情報は、ぜひ当サイト(https://www.plant3d-dx.com)を活用してください。今後は、より実践的な「Plant3Dのトレーニング講座」のようなコンテンツもやっていこうと考えています。(需要があればの話ですがw)
人生も配管設計も、攻略法を知ればもっと楽しい「ゲーム」になります。 これからも一緒に、Plant3Dと配管設計のスキルを高めていきましょう!


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