今回も私の失敗談を元に小ネタをお伝えしたいと思います。Plant3Dで配管のモデリングをしている最中、こんな怪奇現象に遭遇したことはありませんか?
「あれ?さっきまであったはずのバルブが、突然スポッと抜け落ちたように表示されなくなっている……!」
消した覚えもないし、データが壊れた!?と焦ってしまいますよね。 今回は、この「バルブが突然消える問題」の原因と、今日からできる個人的な解決策(回避方法)についてシェアしたいと思います。
原因は「バルブだけが別の画層に迷い込む」バグ(不具合)
この現象について色々と調べてみた結果、どうやら「バルブだけが本来とは別の画層(レイヤー)に入ってしまう」という、おそらくPlant3D側のバグ(不具合)が原因だということが分かりました。
Plant3Dの本来の仕様では、配管は手動で画層の設定をしなくても、「ラインナンバー(Line Number)」を設定してモデリングすれば、自動的にそのラインナンバー名の画層に振り分けられるようになっています。
ところが、なぜか「バルブ」だけがその自動振り分けの対象外になってしまうことがたまにあるのです。
なぜ「バルブだけが消えたように見える」のか?
例えば、現在のアクティブ(作業中)な画層が「A」になっている状態で、「B」というラインナンバーの配管をモデリングしたとします。
本来ならすべて「B」の画層に入るはずが、バグが起きると以下のようになります。
- 配管や継手 = ちゃんと自動で「B」の画層に入る
- バルブ = なぜか現在アクティブな「A」の画層に入ってしまう
この状態で、「Bの配管だけをチェックしよう!」と思って他の画層(Aなど)をすべて非表示にすると……。 Aの画層に迷い込んでいたバルブも一緒に非表示になってしまうため、「バルブだけがスポッと抜けたような状態」になってしまうというわけです。
いますぐできる2つの回避策!
一番の解決方法は、ソフトのアップデートでこのバグが修正されることですが、日々の業務は待ってくれません。 そこで、私が個人的にやってみて効果が確認できている対策を2つ紹介します。
モデリングをする際、以下のどちらかを意識して画層を選択してみてください。
対策①:現在のアクティブ画層を「0(ゼロ)画層」にしておく 作業中のメイン画層を「0画層」に設定した状態でモデリングを行うと、バルブが別の画層に飛んでしまう現象が起きないことが確認できています。迷ったらまずは「0画層」をアクティブにしておくのが一番手軽な防衛策です。
対策②:モデリングする配管の画層を、手動で「アクティブ画層」に設定する 今からモデリングする配管のラインナンバーが分かっているなら、そのラインナンバーの画層を「現在の画層(アクティブ)」に設定してからモデリングを開始します。これなら、仮にバルブがアクティブ画層に引っ張られたとしても、結果的に正しい画層に収まるため問題が起きません。
まとめ
「バルブが消える!」と焦ったときは、まずは画層(レイヤー)を疑ってみてください。勝手に移動してしまっているだけで、データ自体はちゃんと残っていることがほとんどです。
ちょっとした設定の工夫(0画層にする、など)でこの現象は回避できるので、日々のモデリングのストレスを減らすためにも、ぜひこの対策を取り入れてみてくださいね。
以上、Plant3Dのちょっとしたトラブル解決法でした。 配管設計におけるPlant3Dの悩みや疑問があれば、ぜひコメントなどで教えてください!

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