【第98回】AutoCAD Plant3D 技術交流会について

DX

みなさん、こんにちは!今回は、先日参加してきたAutoCAD Plant3D(以下Plant3D)の技術交流会についてのお話しをしたいと思います。色んな業種の会社が集まり、様々な角度から議論がなされましたので、その一部をご紹介したいと思います。

参加企業の業種について

許可取りをしておりませんので、社名は伏せて代表的な業種をご紹介します。

  • プラントエンジニアリング会社(設計中心)
  • プラントエンジニアリング会社(工事中心)
  • 点群計測などの測量会社
  • 点群処理ソフトを開発している会社
  • プラント業界全般のソフトを開発している会社

その他にも有識者の方が参加されておりました。

情報交換の内容

①ソフト会社様よりPlant3Dアドオンソフトのご紹介がありました。Plant3Dは3D-CADの中では、低価格帯であるため、機能は必要最小限に留められています。そのため、実務で必要な詳細の機能については、自社開発をする or アドオンソフトの導入をすることが必要な場面も出てきます。ユーザーとソフト会社で直接話しをすることで、より実践的なソフトが開発されていく事を期待しています。

②点群と3D-CADの使い分け方について議論がありました。それぞれ、得意分野と苦手分野があるので、実務で使用するには、どういった使い分けをしていくのか?が重要になります。最終目的としては、それぞれのデータを融合して一つのデジタルプラットフォームにできればと考えています。

③スプール図の詳細内容についての議論がありました。スプール図といえば、設計側と工事側の情報共有のために、必要な詳細情報が記載されている非常に重要な図面になります。工事側が欲しい情報を設計側で適切に記載することで、工事がスムーズに進みます。この辺りを業界全体でルール化(規格化)することで、DX推進が加速していくのではないかと思います。

④3D-CADの使い分けについて議論がありました。以前の記事(【第86回】プラント業界の3D-CADシェア情報)で紹介していますが、この業界では現在3つの3D-CADがしのぎを削りあってシェアを分け合っています。それぞれ特徴がありますので、それらをどのように使い分けていくのが良いのか?という事を議論しました。基本的には案件の大きさで使い分けするのが良いと思います。どこが線引きになるかは、3D-CADの所持状況、3D-CADの操作習得度などにより変わると思いますので、それぞれの会社で最適な使い分けを検討する必要があります。

まとめ

各社の色々な意見や、プラント業務のDX化をしていくための取組みや課題などを知ることができて、とても有意義でした。この業界では、効率化のために業務の縦割り構造がされており、設計会社と工事会社での課題が違っていたり、設計の中でも基本設計と詳細設計での課題が違っていたりするので、部分最適ばかりになってしまいがちなので、こういった全体の枠組みでDXを考えていく事が非常に重要だなぁと感じました。

ねこ道
ねこ道

私の個人的な意見としては、全体のDXを考えた時に、推進を一番阻害しているのは図面の存在だと思っています。そもそも図面というのは、デジタルが発展する100年以上前に考えられた情報共有システム(手法)です。
まずはここを変えていかないと、次のステップに進むことは難しい(正確に言えば、DXの限界点がすぐ来てしまう)でしょう。30年経っても、この業界のデジタルが対して進んでいないことが何よりの証明です。
みなさんで、図面のない世界を真剣に想像してみませんか?そこの業界の未来があると信じています!

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